風呂場からの歌声

土曜の夕方、食事の支度をしていたのだけれど、醤油を切らして仕方なく近所のスーパーに買いに行った。

歩いていける距離にスーパーがあるのだけれど、いつもはついつい車で行ってしまう。

でも休日ということもあってのんびりご飯の支度をしていたし、時間もあるので歩いてみた。

夕暮れだけどまだ暗くはない道を歩いているとザブンザブンという音が聞こえてきた。

近所の人が風呂に入っているらしい。

初めて聞いたわけじゃないけれどちょっと驚いた。

外が暗くなってくると中の人影が見えちゃうんじゃないかな、などといらぬ心配をしながら前を通り過ぎた。

買い物を済ませ自宅への帰り道。

風呂の音がする家の前をまた通りかかると今度は決して上手とはいえない歌声が聞こえてきた。

と同時にかわいらしいこどもの笑い声も。

お父さんがこどもと一緒にお風呂に入っているとかそんなことらしい。

人の家の風呂の様子なんてどうでもいいし、むしろ恥ずかしいくらいなのでさっさと通り過ぎようとしたそのとき、

「パパー、音痴だねー」

という無邪気な子供の声が聞こえてきた。

思わずふきだしそうになったけれど、そのまま足早に立ち去ってしまおうとしたそのとき

「音痴じゃないよー!」というパパらしき人の叫びが聞こえてきた。

結構本気のようだった。

子ども相手に大人気ないと思ったけれどほほえましくて笑ってしまった。

帰宅してから食事を完成させていざ入浴タイムになった時、私は絶対歌わないぞと心に誓った、自称、音痴ではない私なのだった。

ちなみに音痴は治す事ができるらしいよ。

シャンプードレッサー

もう、20年以上も前だろうか?「朝シャン」というものが流行った。

これは朝、出かける前にシャンプーをすること。略して朝シャン。

その頃だったと思う。

洗面台が大きくなってシャワーがついてノズルが伸びるようになった。

今、私の家にも立派なシャンプードレッサーがついている。でも、この間大分で中古マンションをリフォームした友達の家に行ったらもっといい機能がついていてスタイリッシュになっていた。

ボウルは大きく、シャワーは使いやすく、水は飛び散りにくく、見た目もかっこいい。

そして、三面鏡の中には収納棚が隠されていた。ふーん、かっこいいなあ。

やっぱり設備もどんどん良くなるんだということを実感した。自宅へ帰り、我が家の10年ちょっと前の洗面化粧台を見ると、古いけどそんなに取り替えたいとも思わない。

私、朝シャンするならお風呂でシャワーしちゃうし。

そんな風に思っていたある日、歯みがきをしていたときのこと。

ふと見ると水栓レバーから水が少しずつ流れている。あれ~、これ、やばくないかな~。

DIYが趣味の友人を呼んでみてもらうと「よくわからないけど、レバーだけはたぶん取り替えられないよ。

替えるなら洗面台ごと・・・」どんな豪勢な話なんだろう。

友人が言うには「蛇口からの水漏れはどうにかなるけど、レバーはなあ・・・、そこだけ取り替えることもできると思うけど、費用的にどうなんだろうね」

ネットで安いものはないかと探していたらアウトレット品の建材を販売しているところがあった。

洗面台も売っていたし、そんなに高くもなかった。アウトレットだもんね。

購入を検討しつつ、毎日水の漏れているレバーを眺めながら歯磨きをする私なのだった。

雨漏り

梅雨だったり、台風だったりと雨の多い季節になると、ニュースにこそならないけれど、家の中で様々な雨による被害が出ることがある。

良く聞きそうなのが「雨漏り」。

これが良くありそうな話だけれど、今の家はルーフィングという防水シートが屋根材の下に敷き詰められていて、施工さえしっかりとしていれば新築なのに雨漏りした!なんていうことはないらしい。

私の実家は家の中まで雨漏りすることはなかったけれど、大雨や台風が続くと天井裏から「ぽと ぽと」と水滴の落ちる音がしていた。

今のところまだ、大きな雨漏りには至っていないようだけど。

独身の頃に住んでいたアパートは雨漏りが始まって、大家さんに修理を依頼したけれど、どうしてもよくならず、結局建て替えになって、立ち退きになった。

雨漏りというのはなかなか場所を特定できず、修理が難しいと聞いた。

大分でリフォームした友人も雨漏りで2回修理したと言ってた。

おまけに天井裏は暑い。

普通にしていても暑いのに雨漏り後には湿気が発生する。

温度と湿度との戦いのなかで修理をしなければならないと考えると、夏の暑い時期など熱中症で死亡する作業員も出てしまうかも。

そのくらい過酷な修理になるかもしれない。

その上どこが原因かがわからないとなるとアパートみたいな広い屋根の下だと途方にくれることも

間違いない。

以前、友人が引っ越した理由も原因が分からない雨漏りで、新たに札幌の賃貸物件を不動産会社に探してもらったそうです。

そんなことにならないようにやっぱり建てるときにはしっかりとした施工を工務店にお願いして、建築現場をチェックする必要もあるんだろうな。

この家さえも売りたいのに、次に家を建てるなんて事はないだろうけど、今になって知ったことって、私の周りにいるこれから家を建てようとしている人に教えてあげたいと思う。

間取りで変わる、地震に強い家

大きな地震がおこって、我が家の耐震強度は大丈夫か?なんて考えている人も多いと思う。

私もその一人。

阪神淡路大震災以降、建築基準法が改正されて、耐震についての基準も厳しくなっていた。

うちの家はその後に建てたものだから、おそらく大丈夫だと思う。

山形で住宅を購入したばかりの友人に聞いた話によると、一階と二階の柱の位置をそろえたり、壁の位置をそろえたりすることで地震に強い家ができるらしい。

でも、必然的に間取りに制限がかかるのではと思うんだけれど、上手にプランニングすれば間取りも良くて、地震にも強い家ができるのだそうだ。

それを直下率って言うんだって。

でも、それを理解してプランニングする工務店もあるけれどデザインや希望の間取りを優先して、直下率なんて考えないところもある、というかそっちのほうが多いらしい。

ちなみに彼女の家はそこを売りにしている工務店が建てたから直下率は85%もあるんだそうだ。

うちはどうなんだろうと思って図面を引っ張り出してみた。

良くわからなかったから図面を重ねて明かりに透かしてみた。

うちを建ててくれた工務店が直下率なんて言葉を知っていたかどうかは知らないけれど、割と重なる部分が多くて安心した。

工務店の集客がこれからどうなっていくか少し不安なところもあります。

地震に強い家造りについては有名なハウスメーカーも「制震構造」「免震構造」なんて言葉を売りにして耐震をアピールしている。

だけど、木造住宅で間取りに気をつけるだけで地震に強い家ができるなんて知らなかった。

でも、知ってよかった。

そしてうちの直下率がよさそうで安心した。

家を売るときにもそういうところを配慮してもらえたらうれしいんだけど。

でも、やっぱり、この家には私たち家族がお似合いなのかな。

売ってどうする

この家を売りたいと思い続けて1年過ぎた。

未だにローンの支払いは苦しくて、でも、このままこれを売ってしまったら一生後悔しそうでなかなか動けない。

宝くじでも当たったらこの苦しみから逃れることができるのだろうか。

宝くじが当たった友人は実家・滋賀のリフォームしたそうだが、現実として苦しんでる人間にそうそう宝くじなんて当たらないだろう・・・。

実際の問題としては、支払いを続けて、この家に住み続けるのが一番いいということなんだろう。

この家を売ろうとしたら、査定の人がやってきて、家中を見て回って後日、査定書が送られてきたけれど、私の納得がいくような金額ではなかった。がっかりだった。

その日から私はこの家をいかにして支払いを続け、老後をここで楽しもうと思ったことか。

でも、考えても考えても、ローンの金額は減らないし、ここに住み続けるしかないと思わされる。

大分の土地には愛着はあるんだけど。

先日、住宅ローンの借り換えというものがあると聞いた。

実際にローンを組んだときよりも今のほうが金利が安ければ、組みなおしたほうが月々の支払いが楽になるという。

残債の額と同じだけ借り換えローンでお金を借りれば金利が低い分だけ安くなるんだって。

でも、本当に得になるのかどうか、計算をしてもらった。

抵当権の設定をやり直し、繰上げ返済の手数料が必要な場合もあるし、新たな借入先の金利によってはここでかかる費用を払うとあまりかわらないという結果になるかもしれない。

実際には得しそうだと思うけれど、費用対効果を考えてると、なかなか難しそうだとも思う。

そもそも最初に組んだローンが35年の全期間固定なんだから、もうしばらくすると支払いが楽になるはず、なんだけどなあ。

売ってどうする

大地震があった。

東日本大震災と名づけられたらしい。

途中東北関東大震災と言っていたころがあって、「かんとうだいしんさい」だけが頭に残っていた。

それに匹敵するような地震なのかと思ったら、もっとすごい地震なんだそうだ。

遠くであったことなので、いまいち身近に感じないのだけれど、やっぱり、同じ日本の中でこんなことが起こっているのだということを自覚しないとダメだと思う。

家造りのときに、みんな「地震に強い家を!」って言ったと思う。

東京の品川区で不動産会社で土地を探して、大手ハウスメーカーで家を建てた知人も耐震性を重視して家を建てたそうだ。

今回の地震では、大きな地震のあとで津波がきたから、地震で倒壊しなかった住宅も、みんな津波に飲まれてしまった。

家も、街も人も。とてもつらいこと。

このつらさを乗り越えていかないといけない東北地方の被災者の方々、今日から一部仮設住宅の入居が始まったとか。

でも、建設地候補もまったく足りず、建材もまったく足りず、このままではいつになったら仮設住宅がみんなの分建つのかもわからず、避難所でただただ不安な日々を送っている人たちもいる。

私の家は遠いけれど、くることができるのならば部屋を貸してあげたい。

そのくらいしかできないし。

ボランティアも足手まといになるし、お金はすぐにはひとりひとりに届かないし。ジレンマだけれど仕方がないね。

今回の震災で家を失った人たちが一日も早くあたらしい家を手に入れて、新しい生活ができるように微力ながらお手伝いをしたいと思う。

でも、なかなかできないのが現実なんだけどね。

隣家の引越し

隣の家が引越しをした。

「なぜだ!」と思ったけれど、普通に転勤だった。

一番上のお子さんが中学校に上がるまであと5年。

その時期に合わせてこの家に帰ってきて中学校は最初からここで住む事にしたそうだ。

「じゃあ、その間この家はどうするの?」って聞いたら「貸す」って。その手があったか。

「でも期間5年で借りる人はいるんだろうか」って聞いたら、とりあえず、来週入居してくるらしい。

「早いなあ」って言ったら「結構戸建て賃貸は人気があるんだよ」って。

「アパートやマンションみたいに音を気にしなくていいし、自分の家みたいな感じもするし。その後で自分の家を新築するときまでのつなぎの人もいるし。

ただ、建て替えの一時入居は引越しするだけで家も傷むしお断りをするつもり。でも、入居者がいなかったらわからないけどね。」って。

現実的だなあ。

実際にアパートは新築したときが一番家賃が高くてだんだん下がってくることが多い。よほど物価の変動があれば別だろうけど。

そして新築のアパートはとどまるところを知らずに建ちつづけるから古くなってくると家賃を下げないと入居者がいなくなってしまう。

だから家賃を下げるっていうのが一般的な考えで賃貸オーナーさんはなかなかつらいところらしい。

それに比べると戸建て賃貸ならば、需要が多く、借り手も比較的楽に付くし、家賃を下げなくても借りたい人は多いらしい。

そうなんだ。

賃貸か・・・。

そう言えば新潟で注文住宅を建てた友人も数年間は転勤で家を空けることになるので、

他人に貸そうかどうか考えていると言う事を言ってたっけ・・・。

将来、両親の面倒を見ないといけなくなったら実家に戻ってこの家を貸すということもできるんだということを知って、だんだんこの家を手放すことが惜しくなってきた私なのだった。

売却査定

この家を中古住宅として売却したいとずっと考えていた。

査定をお願いしようと思っていたけれど、家族からは反対されているのでなかなか思うようにはならない。

そんな中、大分の工務店で新築を建てた友人が、家を手放すことにしたといってきた。

どうしたのかとたずねると転勤になり、函館で賃貸住宅に住むことになった。しばらく戻ってこれそうにない。

たぶん、戻ってくる頃にはだんなさんの親が高齢になっていて一緒に住む家を新築することになるんだと思う。だったらなるべく新しいうちに売却したほうが少しでも高く売れるんじゃないかと思ったそうだ。

同じような考えが私にもある。売るなら早く。

でも、最近、もう少しがんばってこの家を維持したいと思うようにもなってきた。

だって、この家を売ったところでまた賃貸住宅を借りなければ住むところは必要なんだし、それだったらがんばってこの家の住宅ローンを払い続けたら自分たちのものになるんだもん。がんばって払ったほうが得だよね。だんだんそんな風に考えが変わってきた。

売却するにしてもどのくらいローンが残るかわからない。その上家賃まで・・・。

それに思い出はたくさん詰まっているし。ここに来て考え直すときが来ているんだろうか。そんなことを考えながら、中古住宅の新聞折込を見ていると、値段の安さが目に付いて、この計画はやっぱりやめにしたほうがいいのかななんて延々と考え続けている私。

まだ何も動いてないからやめるのも簡単なんだけどね。

床下換気口

うちの家には床下換気口がついている。もちろん、床下の換気をするためのもの。

でもこれが実は大きな地震が来るとキケンなんだと聞いた。

阪神淡路大震災のとき、床下換気口の穴から基礎が崩れ倒壊した家が数多く存在したといわれている。

床下換気口は基礎のコンクリートが途切れているのでそこが弱くてそこから亀裂が入り、倒壊するということらしい。

だから最近の新築の家は床下換気口をつけずに基礎と土台の間に「基礎パッキン」という樹脂製通気ができるものをおいて換気をするんだそうだ。

しかも換気口のように大きな穴が開いているわけではないから、猫などの動物が入り込んだりすることもないし、通気がきちんとできるからシロアリも湧かないんだって。

本当かなと思うけれど、シロアリ保証が新築時から10年ついているということを聞いた。それなら本当なんだろう。

シロアリ駆除の薬はものすごく毒性が強く、人間にも影響するといわれている。

数年前まで一度散布すると10年大丈夫といわれていたけれど、最近、毒性を弱めるために薄めて5年ごとに散布することになったそうだ。薄めたから5年しかもたないって当たり前に聞こえるのは私だけだろうか。

シロアリはものすごく食い意地が張っていて、食べられるところは食べ尽くすんだそうだ。

シロアリは湿気が好きで水周りなどでよく発生する。でも、乾燥をさせておけばなかなか生きにくいらしい。

基礎パッキンはそういう面でもシロアリを寄せ付けないものになっているらしい。

なんか信じられない話だけれど、体によさそうな話だと思うから、信じてみようかな

年末年始

もち代という言葉がある。

数年前、だんながリストラにあって、無職だった頃、正月のもち代がないと冗談で(本気だったけど)友達に話した。

もち代って本当はもちを買うお金だけじゃなくて年末年始のお正月の準備代をさすものだと思っていたんだけれど、

友人は「もち、実家から送ってくるから、分けてあげるよ」とまじめな顔で言った。

すぐに「冗談だよ」と笑って答えたけれど、なんか、もう、自分が情けなかった。

そんな思いをしてからというもの、正月のもち代をしっかりキープしておかなければ私の家に年明けは来ないと感じている。

実際は家もまだ新しいし、掃除もあまり一生懸命しなくてもいいから、年末はどうにかなる。

でも、正月は食べ物とか、お年玉とか、いろいろと物入りで、困るなあとよく思う。

でも、一年に一度のお楽しみだから、お年玉だけは用意してやろうと思う。

でも、最近の物価の上昇というやつかな。

子供のお年玉の金額も、昔に比べて格段に高くなっているからもう1000円じゃすまないのかも。

と思うと、ちょっとキビシイものが見え隠れする。

私が子供の頃はお年玉なんて500円とか1000円とかでたくさんの大人がくれていたけど、

今は親類から5000円とか10000円とかになってきているから、これも時代の流れや物価上昇に関係するんだろうか。

さて、来年の私たちはどうなっていくのかな。

楽しみな気もするけど、怖い気もする。

でも、いつも明るいお母さんが家庭の中心にいないと、だめだってわかってるから、私はもっともっとがんばらないといけないと思う。

来年も明るくいこう!